野菜作りと土作り農業用「微生物 酵素」高品質に安定多収穫メソッド

農業用の微生物酵素で、農作物を安全,安心,美味しい高品質に安定多収穫の野菜作りと土作りです。ジオバンクメソッドで、夢のある,豊かな,潤いある農業ビジネスにむけて、情報発信しております。

硝酸態窒素を有効活用

高品質に多収メソッド


ジオ バンク メソッドのポイント


土作り微生物
苗作りミネラル
株作り酵素


このメソッドは、大量の窒素を投与出来ることである。


野菜を増収穫するには、収穫量に見合った窒素が必要とされます。


効率よく生産するには、植物(光合成/生合成)の生産性を高める必要があります。


そのために、酵素の働きを活用して、リン酸やカルシウム/マグネシウムなどの、ミネラルを多く施用することになります。(窒素後追い)


高性能な体力強力の緑化、この弊害を除去すべく、根作りと葉(株)作りを親株から育苗期で、充実した体質作りが重要です。


栄養成長期に思い切って、窒素を活かすこと。


成長期の窒素は、尿素などの高成分の窒素肥料を「リズム3」と混用で葉面散布する。


葉面散布に際しては、徒長を防ぐ手法として、リズム3の葉面散布が重要です。


根作り/株作りには、窒素からの豊富な硝酸態窒素を酵素で、ミネラルを効率よく効かす体質強化が重要です。


メソッドの作用・効果


イチゴの栽培で、花芽分化期や開花時の退化を防ぐことが出来れば、数倍の着果数の確保は容易である体質で、勢い/チカラが玉伸びを促します。


平均以上の多収が望めれば、低収作物から高収作物への転換であり、転作作物の地位は主作物へと評価が変わります。


問題は収穫である。


旺盛な生育で、通常の収穫期より早く(短期間で)規格サイズになることです。


安全・安心の野菜に


窒素は、植物組織のアミノ酸、核酸、タンパク質を構成する非常に重要な元素です。


野菜の多くは、肥料中の窒素成分を硝酸態窒素という形で取り込んで生長します。


化学構造から硝酸態窒素、アンモニア態窒素、尿素態窒素、シアナミド態窒素、有機態窒素の5つに分けられます。


硝酸態窒素は、硝酸イオン(NO3-)の形で存在する窒素のことである。


硝酸態窒素を含む肥料は、硝安、硝酸石灰、硝酸加里、硝酸ソーダ(チリ硝石)などです。


アンモニア態窒素は、アンモニウムイオン(NH3+)の形で存在する窒素である。


アンモニア態窒素を含む肥料は硫安、塩安、硝安(硝酸態窒素とアンモニア態窒素が半々である)、りん安(MAP と DAP)などがある。


尿素態窒素は、尿素に含まれている窒素成分で、植物の根から直接吸収することができません。


土壌中の微生物により、炭酸アンモニウムあるいは炭酸水素アンモニウムに分解された後、さらに硝酸態窒素に変化してから植物に吸収利用されます。


シアナミド態窒素は、石灰窒素に含まれている窒素成分で、毒性があり、植物に害を与えます。


土壌中で加水分解され尿素となり、アンモニア化成を経てアンモニアへ、さらに硝化作用を経て硝酸態窒素に変化してから植物に吸収利用される。


有機態窒素は、アミノ酸やタンパク質のような有機物に含まれている窒素成分で、植物には直接吸収されません。


微生物により、アンモニア態窒素に分解され、さらに硝酸態窒素に転換するという過程を踏んでから植物に吸収利用される。


一部の植物の根と葉はアミノ酸を吸収することができるが、その量が微々たるものです。
(養分としての意義を無視してもよい)


窒素養分として、直接に吸収利用できるのは硝酸態窒素とアンモニア態窒素に限られる。


以下は、硝酸態窒素とアンモニア態窒素の違いを説明する。


土中の窒素


アンモニア態窒素はプラスイオンの形で存在し、土壌コロイドによく吸着されるので、土壌中の移動がほとんどない。


土壌微生物により、硝酸態窒素に転換されてから移動する。


従って、長期表面施用の場合は、アンモニア態窒素が表土に集中して、土壌の塩分集積の一因になる。


硝酸態窒素は、マイナスイオンの形で存在するため、土壌コロイドに吸着されず、水の流れに沿って拡散しやすいのです。


土壌に吸着されないため、降雨や灌漑により流亡しやすく、地表水と地下水の窒素汚染の一因になる。


土中の変化


硝酸態窒素は、嫌気的な環境下に於いて土壌細菌により、窒素分子(N2)や一酸化二窒素(N2O)分子に還元され、窒素ガスとなっては大気中に揮散していく。


アンモニア態窒素から硝酸態窒素に転換する条件


① 亜硝酸生成菌と硝酸生成菌の存在。これらの微生物がないと、反応が起きない。


② 土壌温度>20℃。土壌温度が低いと、亜硝酸生成菌と硝酸生成菌の活動が鈍くなる。


③ 土壌 pH5.5~7.5。強酸性土壌(pH<5.0)及び強アルカリ性土壌(pH>8.0)は微生物の活性を抑制する。


④ 充分な土壌水分と酸素がある。転換には好気性環境と水分が必要である。


根による硝酸態窒素の吸収はイオントランスポーターの方式で行う。


根の細胞膜にあるNRT 型硝酸イオン輸送タンパク質が硝酸イオンと結合して、細胞膜を通過し、細胞内に入る。


なお、硝酸イオンの吸収には代謝エネルギーを消費する能動輸送である。


根によるアンモニア態窒素の吸収は通常イオンチャンネルの方式で行う。


根の細胞膜にある AMTアンモニア輸送タンパク質が分子内にゲートと呼ばれる構造があり、これが開くと外部のアンモニウムイオンはタンパク質の細孔(ポア)を通って細胞内に流れる。


イオンチャネルを介するイオンの移動には代謝エネルギーは必要でないが、その代わりに水素イオン(H+)を根外に放出する。


植物体内の転流、貯蔵と代謝


根に吸収された硝酸態窒素は、水分と一緒に道管を経由して地上部の各器官に転流される。


植物組織内に転流された硝酸イオンが細胞の液胞に蓄え、細胞内の硝酸還元酵素により亜硝酸イオン(NO2-)に還元されて、さらに亜硝酸還元酵素(NiR)によりアンモニア(NH3)に還元されてから、すぐグルタミン合成酵素(GS)とグルタミン酸合成酵素(GOGAT)によりグルタミン酸を合成し、アミノ酸とタンパク質の代謝に入ります。


一部の硝酸イオンが根細胞の液胞に蓄え、養分として生長に備える。


なお、液胞に蓄えている硝酸イオンは細胞の浸透圧調節にも働く。


アンモニウムイオンが植物細胞に対して毒性があるため、根細胞に入った途端、すぐグルタミン合成酵素(GS)とグルタミン酸合成酵素(GOGAT)によりグルタミン酸、グルタミン酸デヒドロゲナーゼ(GDH)とアスパラギンシンテターゼ(AS)などによりアスパラギン酸などのアミノ酸に合成される。


合成されたアミノ酸は地上部に転流され、アミノ酸とタンパク質の代謝に入るほか、液胞に貯蔵することもある。


アンモニウムイオンの形で植物体内に存在することありません。


低温と日照不足で、光合成産物が足りない場合は、植物体内の窒素代謝が抑制される。


それに合わせるように、根によるアンモニア態窒素の吸収が強く抑制されます。
硝酸態窒素の吸収抑制がほとんど見られない代わりに、植物体内の硝酸態窒素(硝酸イオンと亜硝酸イオン)濃度が高くなる。


10~3 月の冬春シーズンに、野菜中の硝酸態窒素濃度が高いのはこの理由である。


他の養分との拮抗と相乗


硝酸態窒素は塩素との拮抗があり、塩素イオンの吸収を阻害するが、ほかの養分を拮抗することがありません。


カリウムとカルシウムは、硝酸態窒素の吸収を促進します。


アンモニア態窒素は、カルシウムとマグネシウムなど、陽イオンの吸収を阻害します。


これは、根の細胞膜受容体表面のイオン競合、根細胞膜のイオンチャンネルの争奪競争などによるものと推測されます。


施用後の肥料効果の現れ時期


アンモニア態窒素は、土壌中に硝酸態窒素に変化してから根に吸収されるので、肥料効果が見られるのは施用 2~5 日以降である。


速効性ではあるものの、硝酸態窒素より時間がかかる。


特に低温時期、土壌が強酸性とアルカリ性の場合はさらに時間が必要である。


土壌温度 30℃の条件に於いて、尿素がアンモニア態窒素に分解されるには 2~3 日、アンモニア態窒素から硝酸態窒素に転換するには 1 日だけで完了します。


高品質に体質改善に「リズム」を活かす


植物を育てるHow to本を手に取ると、必ずといっていいほど、次の言葉が出てきます。


・窒素(含まれる元素N)


・リン酸(含まれる元素P)


・カリウム(含まれる元素K)


これらは、植物が育つために大切な3大栄養素と言われています。


特に、窒素は種が発芽したあと、葉や茎を生長させるのに大切とされています。
(葉や茎がなければ、光合成ができませんからね)


ところで、植物は、窒素をそのまま栄養素として取り込むことができません。


窒素はまず、ごく限られた微生物(根粒菌や放線菌)の活用によって、アンモニア態窒素という形態になります。


さらに、硝化菌という生物によって、硝酸態窒素という形態にされます。


硝酸態窒素は、土壌中にある微量金属と結合して、結晶化します。


この結晶を 「硝酸塩」といい、結晶が液体に溶けたものを「硝酸イオン」といいます。


植物は、「硝酸イオン」になって初めて、 水と一緒に根から吸収することができるのです。


吸収された「硝酸イオン」は、体内の酵素や光合成の働きによって、生長に必要なアミノ酸やタンパク質に合成されていくわけです。


硝酸態窒素の基礎知識


硝酸態窒素の危険性は、過大に騒がれている。


詳しくは、J・リロンデル、J-L・リロンデル著『硝酸塩はほんとうに危険か』(農文協)を読んでいただきたいが、簡単に書くと以下のようになる。


土壌中の硝酸態窒素


通常、土壌中の無機窒素は、アンモニア態窒素、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素の3つの形で存在する。


通常、有機物が分解されるとまずアンモニア態窒素が生成される。


また、硫安、尿素などのアンモニア態窒素の肥料が施肥されることもある。


これらのアンモニア態窒素は土壌中の硝酸菌の作用で亜硝酸態窒素を経て硝酸態窒素にまで変換されることがある。


生物地球化学的循環のひとつである窒素循環により、大気中の窒素は微生物などで無機化されて土壌に取り込まれてアンモニア態窒素、亜硝酸態窒素、そして硝酸態窒素と形を変えていきます。


硝酸態窒素が成長に必要な理由


植物と硝酸態窒素の関係


植物は、大気中の窒素を直接吸収することができませんが、土壌に含まれた硝酸態窒素を根から吸収することで、窒素を取り込んでいます。


根から吸収された硝酸態窒素は、葉に送られ、光合成産物と共に植物の構成成分に使われます。


この硝酸態窒素が高濃度になることが、一部で問題視されています。


植物は、硝酸態窒素が過剰に供給されると、それらを消化しなくてはならなくなり、急激に細胞を大きくして、背丈を伸ばしたり葉を大きく茂らせたりします。


(=いわゆる徒長) ちょうど、人間がカロリーの高い食事を摂りすぎて太ってしまうのと似ています。
メタボ(メタボリック症候群)みたいなものですね。


植物は自分を守るため硝酸態窒素が土中に有れば有るだけ根から吸収し蓄積していきます。


安心・安全な野菜作りと硝酸態窒素


硝酸態窒素自体は、有害なものではありません。


しかし、体内で還元されて亜硝酸態窒素に変わるとメトヘモグロビン血症という酸欠状態になることがあります。


硝酸態窒素は土壌に吸着されにくく、過剰に施肥すると雨や水やりで簡単に地下水や河川水に溶け出てしまいます。


害虫の多発による農薬の使用増


窒素肥料の過剰施肥により、アブラムシなどの害虫が発生しやすくなることが知られています。


減肥基準とは


減肥基準とは、土壌診断により土壌中の肥料成分が過剰蓄積されていることが明らかになった場合の施肥量を削減する基準です。


野菜・花き・果樹・水稲などの栽培方法や作物の種類によって、どの成分をどれだけ削減すれば良いのかが分かります。


基準が定められていない地域もあるため、その場合は近隣の基準を参考にしてみましょう。


減肥した場合は、作物の生育状況を確認しながら、生育不良などが見られる場合は、追肥などの調整が必要になります。

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